日本の朝鮮統治と国際関係―朝鮮独立運動とアメリカ 1910‐1922

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  • サイズ A5判/ページ数 527p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582454314
  • NDC分類 221.06
  • Cコード C3022

内容説明

アメリカは、なぜ過酷な日本の朝鮮統治を容認したのか。日本は、どのように朝鮮統治を国際的に正当化したのか。朝鮮独立運動は、なぜイデオロギー対立を孕むことになったのか。朝鮮半島に歴史的悲劇をもたらした国際政治の冷徹な現実を分析する。

目次

前史
「一〇五人事件」と日米関係および朝鮮独立運動
ウィルソンと民族自決主義
朝鮮人の民族自決主義の受容と対応
三・一運動への道
三・一運動期における朝鮮人の外交活動の展開
三・一運動と米国
三・一運動の展開と日本による鎮圧の実態について
三・一運動と日本
日本の朝鮮統治における「文化政治」の導入と斎藤実
三・一運動後の朝鮮独立運動の展開と日米
東アジア視察米国議員団の朝鮮訪問と朝鮮独立運動
ワシントン会議と朝鮮問題―朝鮮独立運動と日米
「極東労働者大会」と朝鮮問題―反ワシントン会議としての大会
結論

著者等紹介

長田彰文[ナガタアキフミ]
1958年大阪府生まれ。1981年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1986年京都大学法学部卒業。1989年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。1992年一橋大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学。1992~1994年鹿児島大学法文学部専任講師、助教授。1994年博士(法学)学位取得。1994~2004年上智大学文学部史学科助教授。2001~2002年大韓民国ソウル大学校国際地域院客員研究員。2004年~上智大学文学部史学科教授
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