20世紀メモリアル<br> ベトナムのラスト・エンペラー

  • ポイントキャンペーン

20世紀メモリアル
ベトナムのラスト・エンペラー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 473p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582373332
  • NDC分類 223.1
  • Cコード C0022

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

5
1945年3月から1947年9月までの激動するベトナムを常に内部者の立場から記録した回想録。著者のファム・カク・ホエはグエン王朝では官房長官、革命後は対仏交渉のベトナム代表団のメンバーとなり、その後法制部長を務める。ラスト・エンペラーとはバオ・ダイ元皇帝を指すが、バオ・ダイについての記述は、ほとんど1章で終わっているので、タイトルのつけ方が売れ線を狙ったにせよひどすぎる。残りの4章はホーおじさんと革命政府についての記述が多い。それにしてもホーおじさんへの賛美はすごい。それほど人間的な魅力があったのだろう。2013/08/13

印度 洋一郎

3
1945年3月の日本軍がフランス領インドシナを掌握した仏印処理からインドシナ戦争勃発後の1947年まで、ベトナム最後の皇帝バオ・ダイの官房長官からベトミンのメンバーに転身した著者の回想録。日本軍占領下で「独立」したベトナムの政府チャン・チョン・キム政権設立にも関わり、その内部から宮廷内の確執、社会各層に浸透するベトミン、戦後植民地復活を狙うフランスとの交渉など、インサイダーならではの臨場感溢れる筆致。共産党の統制が厳しい時代の著作らしい、ホー・チ・ミンへの個人崇拝めいた賛美も興味深い。2017/02/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2110972
  • ご注意事項