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内容説明
ロシア革命、２つの世界大戦、朝鮮戦争、そしてヴェトナム…。彼女たちは、あらゆる戦争・暴動・革命を報道しながら、「もうひとつの闘い」をくりひろげてきた。迫真の報道で２０世紀を伝えた女性海外特派員の記録。
目次
１章 取材するための闘い
２章 男の野心と女の心―マーガレット・フラーと１９世紀の女性記者
３章 第一次世界大戦期の女性記者
４章 戦間期のアジア情勢 １９１６‐１９４５
５章 シカゴから来た女 シーグリド・シュルツ
６章 国際情勢の名コラムニスト アン・オヘア・マコーミック
７章 青い目の竜巻 ドロシー・トンプスン
８章 第二次世界大戦を追いかけて
９章 数奇の運命をたどった二人
１０章 マーガレット・バーク・ホワイトの伝説
１１章 従軍記者たちの戦争
１２章 世紀の大スクープ アン・ストリンガー
１３章 極東からの衝撃 １９４３‐１９５２
１４章 『ヘラルド・トリビューン』の無法者 マーグリート・ヒギンズ
１５章 戦場に消えたカメラマン ディッキー・シャペル
１６章 冷戦期のアメリカ人特派員
１７章 ヴェトナムの戦場から
１８章 女性特派員たちの生き方 １９８０‐
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
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19世紀のイタリア統一戦争に遡る、戦場で活動した英米の女性ジャーナリストの列伝。中には、前線に赴く特派員ではなく、戦間～戦争期に活動したコラムニストや写真家、ラジオアナウンサーも含まれている。第一次大戦の時から、周囲の偏見や妨害にも関わらず、最前線で取材していた女性記者達がいた。第二次大戦時には、あらゆる戦線に女性記者がおり、中には戦闘中の硫黄島や沖縄にも上陸してレポートしていた女性も。しかし、男社会である軍組織からの無理解、同業者である男性特派員からの執拗な嫌がらせなど、その歴史は闘争の歴史でもあった2014/10/22
