イメージ・リーディング叢書 美術という見世物―油絵茶屋の時代

木下 直之【著】

平凡社（1993/06発売）

• サイズ A5判／ページ数 288p／高さ 22cm
• 商品コード 9784582284713
• NDC分類 702.15
• Cコード C0370

内容説明

油絵を見せる茶屋、掛軸になった写真、浅草奥山の生人形…。幕末から明治の造形表現を素材に、日本美術の可能性を再検証する。

目次

石像楽圃　夫婦か知らねど匹付合
手長足長　活ける人に向ふが如し
胎内十月　色事は何処の国でも変りやせぬ
万国一覧　洋行せずして異国を巡る奇術
油絵茶屋　みるは法楽みらるゝも衆生済度
パノラマ　人造ニナリテ天設ヲ款ク奇奇怪怪
写真油絵　写真ニシテ油絵油絵ニシテ写真
甲冑哀泣　油絵ハ能ク数１００年の久しきを保つ者なり
写真掛軸　之を眺むるに風韻雅致を極め