双葉文庫
龍天ノ門―居眠り磐音江戸双紙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575661460
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

新玉の年を迎えた江戸深川六間堀、金兵衛長屋。相も変わらぬ浪人暮らしの磐音だが、正月早々、八百八町を震撼させる大事件に巻き込まれる。さらに生まれ故郷の豊後関前藩でも新たな問題が出来する。日溜まりでまどろむ猫の如き磐音の豪剣が砂塵を巻いて悪を斬る。著者渾身の書き下ろし痛快時代小説第五弾。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪風のねこ@(=´ω`=)

83
大山詣など当時の習慣について(脚色は加えられているのだろうけれど)詳しく書かれているのはとても面白い。今津屋吉右衛門が妻を最後まで看取る姿に感動した。また不在のとき自分の代わりとして磐音を今津屋の相談役に就ける度量も素晴らしい。さすが両替商を束ねる取締役である。ただ商いにかまけて妻の容態を見抜けなかったのは悔いるところであったろうけれど、最後まで尽くし寄り添うことで少しは晴れることを祈りたい。2021/01/31

くまクマ

45
5/51冊目。坂崎様を二千五百両の担保として申し受けるが、返済出来なければ今津屋が坂崎様の御身を貰い受けると。今津屋の心意気に涙が出ます。天に昇る龍に譬えられた磐音、頑張れ!2018/08/12

あっくん

43
シリーズ第5巻。江戸に戻り奈緒の吉原入り、藩の財政難などさまざまな問題にぶつかる。2017/08/29

つーこ

40
どんな不届き者がいようと暗殺者がいようと、磐音さんが毎回キッチリとやっつけてくれるので安心して読めます。自分のためではなく他人のためにのみ動く磐音さんが不憫だな〜と思う時もあるけど、そんな磐音さんが周囲の人々を少しずつ優しく変えているところが救いでしょうか。 同時代のシリーズ物を併読しており、どっちがどっちの話か混乱を極めたため、しばらくこちらは休止することに。2016/02/13

よむよむ

40
藩主実高直々の今津屋への請願。そんなことを成し遂げてしまう磐音の実高からの信頼の厚さに感動。南町奉行所年番方与力大頭笹塚孫一の狡猾さとキャラの良さに苦笑い。外八文字に歩を進める、奈緒改め白鶴の花魁道中を陰からそっと見守る磐音の姿に涙。2013/06/02

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