内容説明
怖ろしくも懐かしい日本の闇を、作家たちとたどる。
目次
江戸怪談とホラー小説原体験を語る(宮部みゆき)
都市崩壊の怪奇幻想譚を夢想して(津原泰水)
脳内岡山界でホラー小説を書く(岩井志麻子)
虚構の中に真実の「怪」を紡ぐ(福沢徹三)
オカルトを巡って、言霊に導かれて(加門七海)
幽霊小説と日本「怪」文化を語る(京極夏彦)
ホラー・ジャパネスクの時代(東雅夫)
著者等紹介
東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県横須賀市生まれ。アンソロジスト、ホラー評論家。2001年1月より文芸雑誌「小説推理」(小社刊)誌上で“幻想と怪奇”時評を連載中
岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年、岡山県生まれ。高校生のときに第3回少女ジュニア短編小説新人賞に佳作入選し、86年に少女小説作家としてデビュー。99年「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。2000年書き下ろしを加えた、同タイトルの作品集で、第13回山本周五郎賞を受賞。2002年『自由恋愛』で第9回島清恋愛小説賞を受賞。同年『チャイ・コイ』で第2回婦人公論文芸賞受賞
加門七海[カモンナナミ]
東京都生まれ。美術館学芸員として勤務の後、1992年『人丸調伏令』でデビューする
京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
1963年、北海道生まれ。桑沢デザイン卒業後、グラフィックデザイナーとして広告代理店勤務。その後、独立し制作プロダクションを設立。94年に『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞長篇部門、97年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花賞を受賞
津原泰水[ツハラヤスミ]
1964年、広島県生まれ。89年に津原やすみ名義で少女小説作家としてデビュー。「わたしのエイリアン」シリーズで一躍人気作家となるが、96年に少女小説を引退。97年、菊地秀行、綾辻行人、小野不由美各氏の推薦により『妖都』を発表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おか
尾白
あっちー
春風のぼる
なつ