出版社内容情報
「エルシャダイ」ディレクター竹安佐和記が、天界の聖戦に敗れた堕天使たちのその後を描く、もうひとつの神話構想!
【著者紹介】
ゲームデザイナー
内容説明
神との聖戦に敗れ、名もなき堕天使となったデビルだが、しかし今もなお天界の三分の一の勢力を従えていた。デビルを慕うアスタロトは、再戦に向けて戦士の選定を始めるが、そこで名乗りを上げたのは無名の堕天使だった。アモンと命名された堕天使の想いは、物語を意外な方向へ導いていく―。
著者等紹介
竹安佐和記[タケヤスサワキ]
1973年生まれのデザイナー。株式会社カプコンにて『デビル メイ クライ』のモンスターデザイン、モデル製作を担当。『鉄騎』のモデル製作およびパブイラスト、『鉄騎大戦』ではメカデザインを担当した後、クローバースタジオ株式会社へ移籍。『大神』の妖怪デザインやイベントイラストなどを担当し、独立。株式会社クリムを立ち上げ、『零~月蝕の仮面』『無限航路』ではキャラクターデザイン、『エルシャダイ』ではディレクターとキャラクターデザイナーを兼任した
大竹康師[オオタケヤスシ]
フリーランスのシナリオライターとして『エルシャダイ』をはじめとする数々のコンシューマーゲームのシナリオを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北白川にゃんこ
2
これはデビルマンですね。相変わらずシュールなエルシャダイ。文章やら構成やら全てがシュール。しかしそれが癖になる。大丈夫だ、問題ない。2018/07/06
アタケ
0
人間のジョンの物語としてみると、次の瞬間には場所を移動しててすでになんの疑問ももたなくなっている状態で、ヒロインのイズメルとは特になにも進展しないままで、支援者(パトロン)とも会えずじまい。ジョンが「魔叛(デビリオン)!」の絶叫とともに悪魔のアモンと悪魔合体するところは「デビルマンかよ」と思わずふきだした。また、悪魔側の描写では、デビルを名乗っている存在がケータイでツイッターを見てて、自身が笑いものになっていて、とにかくシュール。2012/12/27
レン
0
「ギデオン」に続く神話構想シリーズ。 「アモン」は少しページ数が多く、判型も文庫サイズから新書サイズになったので、お家でじっくり読むのがおすすめです。 読んだらTwitterをやりたくなるかも???
静夜
0
ギデオンに出てきたフォース、救世主に出てきたアスタロトとアモンが出てきます。他二冊より先にこれを読んだ方がいいようですね。内容としてはルシフェルが絡んでる分時間をどんどん飛ばしたり行ったり来たりのように感じます。結局なんの話なの?となったら反逆した天使達が新たな姿を得た話、といった感じでしょうか。主要二人の話が逆に添える程度のように感じます。2012/03/21
すぺくたさん
0
イマイチ作者がなにがしたいのかわからなかった。アモンとジョンの合体については割と最初のほうから予想がついて、清教徒として悪魔の力を得る葛藤みたいなのがあるのかなとか思ったけどそんなことはなくジョン・ミルトン漫遊記がだらだら続いて、ようやく物語がはじまったかと思ったら投げやりに展開するだけして終わる。合体後の心理描写も変。あとがきから漂う茶番感もなんだか。魔界編が楽しめたから読めたけど。2011/07/31