出版社内容情報
「巨大地震は事前に予報することができる」――相次ぐ的中によって従来の常識をくつがえした著者が、16年に及ぶ研究成果を集大成。
内容説明
1993年、世界的にも有名なアマチュア天文家が、FM電波を使った流星観測データのなかに、地震前兆が含まれていることを発見した。阪神・淡路大震災を機に、前兆の観測研究を開始して17年。前作『地震予報に挑む』(講談社科学出版賞)から12年。さらに精度を増した観測方法や各種経験則、前兆変動の特徴などを網羅した串田法地震前兆観測の集大成。なぜ地震発生が予測できるのか?地震の場所・規模・時期はどのように割り出されるのか?地震前兆は検出できる。前兆には対応する地震は必ず発生する。本書に書かれている根拠と手法で、地震が予報できる日がやってくる。
目次
第1章 東北地方太平洋沖地震
第2章 地震前兆の発見と経緯
第3章 失敗の山とわずかな成功
第4章 長期継続前兆に挑む
第5章 地震予報の実現に向けて
第6章 仕組みと経験則
著者等紹介
串田嘉男[クシダヨシオ]
1957年東京八王子市生まれ。独学で天文学を学び、1985年公開天文台「八ヶ岳南麓天文台」を開設。宇宙を紹介する公開業務のかたわら、クシダ‐ムラマツ周期彗星、クシダ周期彗星を発見。複数の周期彗星発見は国内初。その他、50星を超える小惑星を発見。長年新天体発見時の確認観測にも貢献してきた。1993年FM電波による流星観測中に、地震に先行する変動を発見。1995年兵庫県南部地震発生を機に天文台の公開業務を中止し、電波観測による地震前兆の観測研究を本格化。「地震前兆検知公開実験」を始める。地震予報が広く一般的な防災情報となる社会をめざし、日夜観測研究を続けている。八ヶ岳南麓天文台代表。著書に『地震予報に挑む』(PHP新書、講談社科学出版賞)ほかがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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