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歴代総理の通信簿―間違いだらけの首相選び

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  • サイズ B40判/ページ数 385p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569654614
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

首相たちの人物像から手腕、功績までを総覧。

宰相として求められる資質とは何か。それぞれの時代の要請に応えるべく登場した首相たちの人物像から手腕、功績までを余す所なく総覧。

「経済一流、政治は三流」の国の舵取りを担うべきリーダーとは? 首相選びでは、つい人気やイメージが先行しがちだが、真に求められる資質とは、高い見識や行動力、使命感に他ならない。

▼本書は、一国の指導者としていかに業績をあげたかという視点で、歴代総理56人の仕事を丹念に検証・再評価する。さらには、学歴、海外経験、閣僚実績といった経歴から、能力や人物像を振り返る。

▼国益のために「君子豹変」した首相。前評判に反して期待はずれで終わった首相。名宰相を生み出すための正しい首相の選び方を考察。

▼主な格付け例――Aランク:伊藤博文、原敬、幣原喜重郎、吉田茂、池田勇人など/Bランク:山県有朋、犬養毅、佐藤栄作、細川護煕、橋本龍太郎、小渕恵三など/Cランク:高橋是清、浜口雄幸、中曽根康弘、宮沢喜一、村山富市など/Dランク:寺内正毅、田中角栄、鈴木善幸、竹下登、小泉純一郎など/Eランク:大隈重信、近衛文麿、東条英機など

●序章 忘れられた初代宰相・三条実美 
●第一章 元勲たちの時代 
●第二章 藩閥政治の全盛 
●第三章 政党内閣の誕生 
●第四章 軍人宰相の蹉跌 
●第五章 戦前派の復活 
●第六章 戦後派の官僚と党人 
●第七章 地方政治家とジュニアの時代 
●第八章 歴代総理をランク付けすれば ――宰相候補の小粒化は日本の危機  

内容説明

「経済一流、政治は三流」の国の舵取りを担うべきリーダーとは?首相選びでは、つい人気やイメージが先行しがちだが、真に求められる資質とは、高い見識や行動力、使命感に他ならない。本書は、一国の指導者としていかに業績をあげたかという視点で、歴代総理56人の仕事を丹念に検証・再評価する。さらには、学歴、海外経験、閣僚実績といった経歴から、能力や人物像を振り返る。国益のために「君子豹変」した首相。前評判に反して期待はずれで終わった首相。名宰相を生み出すための正しい首相の選び方を考察。

目次

序章 忘れられた初代宰相・三条実美
第1章 元勲たちの時代
第2章 藩閥政治の全盛
第3章 政党内閣の誕生
第4章 軍人宰相の蹉跌
第5章 戦前派の復活
第6章 戦後派の官僚と党人
第7章 地方政治家とジュニアの時代
第8章 歴代総理をランク付けすれば―宰相候補の小粒化は日本の危機

著者等紹介

八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年、滋賀県生まれ。東京大学法学部卒業。フランス国立行政学院(ENA)留学。通商産業省に入省し、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。元松下政経塾政経研究所特別研究員。現在、評論家、徳島文理大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

40
図書館本。総理なんて、われわれが選びたくとも選べない。これって民主主義なのに変じゃない? とずーっと思ってきた。それはさておき、この本は、明治の伊藤博文から平成の小泉純一郎までの歴代総理がどうして選ばれたか、その業績はどう評価されるかを、実に厳しい目で論じたもの。著者にとって大事な視点は、その総理が文官の頂点にある者としてふさわしい勇気と見識でもって国民のために尽くしたかどうかである。そういう視点で論ずれば、現総理はアメリカの奴隷であり莫大な献金をしてくれる大企業べったりであって最下位だろうな。2017/10/02

mazda

21
幣原喜重郎の評価がAというのに腰を抜かしそうになりましたが、近衛文麿、林銑十郎のEは妥当ですね。広田弘毅が復活させた軍部大臣現役武官制は、元々226事件の粛清の意味があったのですが、後々この制度のせいで組閣を拒まれたり国政を混乱に陥れたのは否定できないと思います。この本を読むと、安倍総理を批判している人たちが歴史を全く勉強していないことがわかります。私たち自身がきちんと勉強して、マスコミに踊らされないように気をつける必要があると思います。2017/10/28

あかり

6
図書館本。衆議院選挙があったので目を通してみたものの中途半端な興味は返り討ちにあった。日本の政治の歴史に関して予め知識がないと読みこなせないはず。著者が歴代総理をA~E(最悪評価不能がある)ランクで評価しているが、解釈はそれぞれあるようだ。まずは初心者向けの本から勉強していきたい。2017/10/23

maito/まいと

6
小泉さんまでですが、歴代の首相をバッサリ判定した1冊。読み物としても十分楽しめますが、この本を鵜呑みにすることなく、自分で検証することで、更なる発見が期待できる気がします。「歴史を活かす」こととはそういうこと、なんだろうなあ。。。余談ですが次期首相候補として(当時の)麻生さん・阿倍さん、鳩山さん、管さんらが分析されていますが、その予想の鋭さと、的中率にビックリしました。人って本質はなかなか変わらないのですね。2010/09/23

山男777

4
かなり詳細な歴代日本のリーダーのデーターベース。当然、作家の主観だが、 新しい発見もあり。よくぞ一冊の本にしてくれたと感謝する。山縣有朋の評価が高いのが驚いた。この本を読む前の知識では蓄財をやりっかしたとイメージを持っていたが。違った角度で検証したのか。様様だがむろん全てを鵜呑みにしないが大いに参考にはなる。 2012/01/24

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