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ロボットは人間になれるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569641553
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C0250

出版社内容情報

ロボットはどこまで人間に近づけるのか。

ロボットはどこまで人間に近づけるか。二足歩行や人工知能のメカニズムから、ロボット社会など最新の話題までをわかりやすく解説。

内容説明

二本足で走り、ボールも蹴れば、ダンスも踊る…。九〇年代から日本のロボット開発は目覚ましい発展を遂げてきた。はたして、そんなロボットは、何の役に立つのだろうか?研究・開発の最前線はどこに向かおうとしているのか?ロボット研究の草創期から携わってきた第一人者が、今日までの道のりを振り返り、ロボット社会の夢と課題を説く。ロボット都市構想は実現するか?癒し系ロボットは高齢者を孤独から救えるか?心や人格を持ったロボット出現の日も近い!?ものづくり精神の究極に迫る一冊。

目次

序 ロボットと人間は近くて遠い仲
第1章 ロボットは経験から学ぶことができるか―学習するロボット
第2章 ロボットに心を持たせることはできるか―ロボットにおける知、情、意
第3章 ロボットはどうすれば人間と共生できるか―産業用ロボットからサービスロボットへ
第4章 ロボットは群れることができるか―自律分散ロボットシステム
第5章 ロボットはどれだけ環境を認識できるか―視覚センサー、触覚センサー、そして聴覚センサー
第6章 ロボットが巧みに手作業を行うためには―マニピュレータの力制御
第7章 ロボットはどうやったら歩くことができるか―歩行機械からヒューマノイドへ
第8章 知能ロボットの研究はいつ頃始まったか―知能ロボット研究の歴史
第9章 作業をしないロボットたち―癒し系ロボット

著者等紹介

長田正[ナガタタダシ]
1932年、福岡県生まれ。九州大学工学部電気工学科卒業、同大学大学院工学研究科修了。工学博士。1959年、電子技術総合研究所(現・産業技術総合研究所)入所。1965年、カリフォルニア大学バークレー校留学。1970年、電子技術総合研究所情報制御研究室長。1980年、九州大学工学部教授。1995年、財団法人九州システム情報技術研究所初代所長に就任。九州大学名誉教授。福岡市顧問。電気学会業績賞など受賞多数。長年にわたり、日本の知能ロボット研究を牽引してきた第一人者である
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

andaseizouki

2
いろいろな角度からロボットとヒトを比較しながら、ロボットの社会における在り方を書いている。中々に専門的な話もあるので、ロボットに対し無知な人には少し読みにくいかもしれない。2014/02/12

ヘムレンしば

1
これまでのロボット研究が、何を目指しどんな成果を上げてきたのか。ちょっと難しい説明が続きますが、ロボット研究・開発の歴史を紹介した本ですね。非常に真面目な本ではありますけど・・・ロボットというと私などは、未来的なワクワクドキドキするような話を期待してしまいますが、この本ではあまりそのような話はありません。ロボットの開発に携わっている方とかが、ロボットの歴史を知るのには良い本かも知れません。2012/11/25

sibafu

1
タイトルが「ロボットは人間になれるか」と一応問いかけになってはいるけど、中身を読むとどうも「ロボットは難しい」という否定的なことばかりが書いてあって、希望的ではない。だからちょっと読んでいて楽しくはない。現実的と言えるのだろうけど。新書ということでだいぶ専門外の人にも分り易く書いてはあるけど、理数系が苦手なぼくにはそれでも難しくて入り込みにくかった。ロボット工学の専門書とかでは数式があったりして、それを噛み砕いて説明するのは物凄く骨が折れそうだ。2012/10/11

三木

0
タイトルの問いかけがテーマというよりロボットの歴史、可能性、問題点について列挙して解説している。フレーム問題についてもうちょっと掘り下げて欲しかったかも。福岡の話がやたら多いと思ったら著者は福岡出身なのですね(笑)2011/02/12

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