出版社内容情報
インターネットを使った新しい授業の実験報告。
最新のITを使うとどんな授業ができるのか? 都内の小・中学校で先生と生徒が取り組んだ新しい授業のあり方を紹介する。
教育のIT化が進んでいる。しかし、ほとんどの学校では子どもたちがパソコン教室や視聴覚教室に移動し、そこで授業を受けるという形式だ。パソコンに慣れていない先生も多く、子どもたちは一通りのパソコンの操作を覚えて終わりというのが授業の実態だろう。そこで著者は、都内の小中学校の教室にPDA、デジタルカメラ、プロジェクター、電子白番などを持ち込んで、いったいどんな授業ができるかを実験。その具体的な報告書が本書である。防災マップづくり(社会科)、私たちのくらしと森林(社会科)、チョウを育てよう(理科)、職場体験(総合的な学習の時間)、いじめ問題を考える(道徳)……さまざまな教科にITはどう使われたか。先生はどんな準備をしたか。子どもたちはどう授業に参加したか。成果はどうだったか。最先端の授業の中身が具体的に描かれているため、ITに疎い人もスラスラ読める内容になっている。
[1]子どもたちの経験、体験を授業に活かす
[2]体験したこと、知ったことを発表する
[3]いろいろな人の考え方、見方を知ろう
[4]わかりやすさが積極性につながる
内容説明
黒板もチョークも不要の時代がくる!?パソコン、PDA、デジタルカメラ、プロジェクター、電子白板…。ITを駆使した学校教育の未来とは?都内の小中学校で行われた最先端の授業を報告。
目次
1 事例集(子どもたちの経験、体験を授業に活かす;体験したこと、知ったことを発表する;いろいろな人の考え方、見方を知ろう;わかりやすさが積極性につながる)
2 「これからの学校を考える」研究を進めて
3 研究で利用した機器、その他
著者等紹介
任都栗新[ニトグリシン]
1956年、東京都生まれ。1978年、横浜国立大学教育学部卒業後、横浜市立別所小学校教諭(5年4組・6年4組)。1980年、横浜国立大学大学院教育学研究科へ入学。修了後、マレーシア・マラヤ大学、杏林大学、横浜国立大学を経て、1998年より東京学芸大学助教授。専門は教育学の教育方法、授業評価、教育工学。また日本語教授法・教材論。2001年からは学部のプロジェクト学習科目にて、コンピュータを利用した教科教育の実際について講義を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。