出版社内容情報
日本再生のための具体的ヴィジョンを提案する。
構造改革はなぜ進まないのか? 経営者は率先して痛みを引き受けよ! 経済界のトップが、岐路に立つ日本の針路をさし示した救国の提言書。
改革の先送りはもう許されない! 巨額の累積財政赤字、激化する国際競争、少子化、高齢化問題……。足元から崩れてゆく日本をどう救うか。財界のトップが、やまれぬ思いで、異例の緊急提言。奥田ビジョンが掲げる、タブーなき改革メニューとは。
▼まず、緊急の課題について議論する。2025年には、高齢者一人を二人で支えなければならない社会がやってくる。社会保障、税制、財政問題は避けて通れない。「消費税18%の現実的予測」の真意はそこにある。さらに、「政治寄付の促進」「州制の導入」「メイド・バイ・ジャパン戦略」「東アジア自由経済圏構想」など、民主導の改革案を具体的に提示する。
▼その一方、国民に痛みを強いるだけの政策に異議を唱える。医療や居住環境の改善策にも視野を広げ、「人間の顔をした市場経済」とは何かを問う。
▼危機感なき日本人へ「変えないこと、変わらないことは悪である!」と迫る。マニフェスト論争のためにも、必読の内容である。
●序章 日本変革へのビジョン―周回遅れを取り戻すために
●第1章 個人を社会の中心に―多様性とゆるやかな連帯の時代
●第2章 企業の自律・地域の自立―「共感」と「信頼」の枠組みを
●第3章 日本再生の前提―社会システムの再構築
●第4章 新しい成長のための戦略―技術革新のダイナミズム
●第5章 「第三の開国」を自らの手で―グローバル競争に挑む
●第6章 日本経団連の決意―民主導の改革を実現させるために
内容説明
改革の先送りはもう許されない!巨額の財政赤字、激化する国際競争、少子化、高齢化の進展…。足元から崩れてゆく日本をどう救うか。財界トップが、異例の緊急提言。「消費税一八%の現実予測」「政治寄付の促進」「州制の導入」「東アジア自由経済圏構想」など、タブーを恐れない改革メニューの真意を語る。一方で、国民に痛みを強いるだけの政策に異議を。医療や居住環境の改善策にも視野を広げる。奥田ビジョンが掲げる「人間の顔をした市場経済」とは何か。
目次
序章 日本変革へのビジョン―周回遅れを取り戻すために
第1章 個人を社会の中心に―多様性とゆるやかな連帯の時代
第2章 企業の自律・地域の自立―「共感」と「信頼」の枠組みを
第3章 日本再生の前提―社会システムの再構築
第4章 新しい成長のための戦略―技術革新のダイナミズム
第5章 「第三の開国」を自らの手で―グローバル競争に挑む
第6章 日本経団連の決意―民主導の改革を実現させるために
著者等紹介
奥田碩[オクダヒロシ]
1932年、三重県生まれ。1955年、一橋大学商学部卒業後、トヨタ自動車販売(現トヨタ自動車)に入社。82年取締役。その後、常務、専務、副社長を経て、95年社長、99年会長。同年、日本経営者団体連盟(日経連)の会長に就任。2002年5月、経済団体連合会(経団連)と日経連が統合して発足した日本経済団体連合会(日本経団連)の初代会長となる。経済財政諮問会議の議員、産業構造審議会の会長など、多くの公職を持つ
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