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新訳ローマ帝国衰亡史

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  • サイズ A5判/ページ数 503p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784569611228
  • NDC分類 232.8
  • Cコード C0098

出版社内容情報

  多くの作家、政治家が多大な影響を受けたといわれる『ローマ帝国衰亡史』全12巻。この歴史的名著が一冊で読める、待望の縮刷新訳版。  ローマ人は、なぜかくも壮大な帝国を築き、そして滅んでいったのか? 西洋古代の大帝国一千五百年の歩みを通して、近世最大の歴史家であるギボンが描いた「滅びの理」とはいかなるものか? ▼歴史的事実の羅列にとどまらず、人間の行動の背後にある「歴史の法則」といったものにまで考察を加えた『ローマ帝国衰亡史』。それゆえ、1776年二月に原書の初巻が発売されるや、たちまち希代の名著としての地位を確立する。▼ノーベル文学賞をしたイギリスの首相ウィンストン・チャーチル、インドの首相ネルー、経済学者アダム・スミス、哲学者バートランド・ラッセル……。本書は、多くの著名人をも魅了したこの不朽の傑作のなかから、各時代の代表的な章をそれぞれ選び、編訳して一冊にまとめたものである。▼西欧の画期的繁栄を精神面で支えるなど、欧米で多くの読者を魅了してきたギボンの『ローマ帝国衰亡史』。この歴史的名著が一冊で読める待望の決定版である。  ●初代皇帝アウグストゥスがあたえた指針 ●寛容な宗教政策 ●哲人皇帝の人柄 ●反乱軍、元老院議員デキウスを皇帝に ●帝国の再建者ディオクレティアヌス ほか

内容説明

ローマ人は、なぜかくも壮大な帝国を築き、そして滅んでいったのか?世界を支配した文明の没落を通して現代を透徹する壮大な感衰の物語。

目次

初代皇帝アウグストゥスがあたえた指針
ブリタニアの征服
トラヤヌス帝による版図拡大
内政を充実させた後継者たち
帝威を支えた兵制と軍事力
帝国の属州
寛容な宗教政策
実利的なローマ人
ラテン語の普及とギリシア文化の遺産
ローマ帝国における奴隷たち〔ほか〕

著者等紹介

中倉玄喜[ナカクラゲンキ]
1948年、長崎県平戸市生まれ。高知大学文理学部卒業後、在日外国大使館、外資系企業を経て、1978年翻訳会社を設立。企業・官公庁等の翻訳を手がける。現在、技術翻訳家として活躍中。英書『ローマ帝国衰亡史』との出会いは20代。以来、その文体の研究に励んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

25
ローマは一日にして成らず。ローマはゆっくりと興隆し、ゆっくり没落した。建国から東ローマの滅亡まで約二千年。世界史上の帝国が一世代から三世代で覇業を達成し、せいぜい十数世代で滅んだことと比べると特徴的だ。これは、一人の最高権力者が支配する体制ではなく、皇帝といえども軍、民衆、元老院に支持されなければならなかったことによる。一方、ローマの中心は皇帝ではなく兵士。周辺諸国が強大化し、軍縮へ転換する機会を失った。繁栄が衰亡の原理を動かし、衰微の原因が征服の拡大とともに大きくなり、その重みに耐えかねて自壊したのだ。2015/09/28

のぞみ

3
名著と名高いこの本。主観が混じるからこそ、言葉のエッジが響く。2011/12/20

ホームズ

3
ちくま文庫から出てるほうが読みたかったけど、とりあえずこちらから(笑)ローマの歴史は好きです(笑)2004/06/06

Yusigaya

2
ここまで鮮やかな歴史書も少ない。今の評価は低いが、この書から得られる興奮はなかなかのものだと感じる。2011/04/05

2
ローマ史の基本ともいえる書。 ただ、この本は煩雑な部分をややカットしているため完全とはいえないが、学ぶにはちょうど良いだろう。 著者の主観の多いことが読んでくるわかるが、それが西洋視点の古代ローマ像ともいえる。

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