出版社内容情報
鎌倉時代の名執権・北条泰時が師と仰いだ名僧・明恵。少年時代から修行の世界に入り、深く展開された、その心の世界を事例から探る。
目次
第１章 白い仏さまに護られて
第２章 島へ恋文を
第３章 無欲高潔の人、明恵
第４章 明恵と夢
第５章 ごくふつうの主婦の見る心象風景
第６章 西行と明恵
第７章 けた外れの人、明恵
第８章 いつも守護されていた明恵
第９章 仏に心懐恋慕した人、明恵
第１０章 明恵の死
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月照彦
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明恵上人は長年自分の見た夢を記録し続け、そして一生涯、女犯を犯さなかった。正しくは犯そうと試みたが、不思議と邪魔が入り、結果的に女犯を犯さず生涯を全うしたという。明恵と北条泰時との素晴らしい人格者同士の出会いが印象的だった。2012/01/23
