内容説明
本書は、材料力学などの基礎知識を習得した者を対象に、原子炉の構造設計および健全性評価の基礎を解説した入門的テキストである。前半では、原子炉の構造設計の基礎として欠かせない固体力学や、有限要素法などの数値解析をコンパクトにまとめ解説する。後半は材料科学と構造工学に基づく、構造設計、強度、製造、検査など一連の理論について、体系だてた説明を加えている。さらに、耐震設計、構造健全性評価などの応用分野についても平易に解説する。
目次
序論
固体力学の基礎
有限要素法の基礎
破壊力学の基礎
材料強度論の基礎
構造設計(非クリープ域の場合)
構造設計(高温構造設計)
耐震設計
製造
検査
健全性評価