内容説明
登山に関する著者の該博な知識は、実体験に裏打ちされているだけに、一編一編が親身な説得力をもつ。しかも一般の山岳愛好者がともすれば陥りやすい、“独善性”をぬけだした客観性と普遍性に貫かれている。山を愛した世界の諸先賢の名言の数々の引用とあいまって、本書は実にこれから登山を志す人々へのこよない手引き書にもなっている。
目次
日本の自然は世界一
自然との対話
登山の流儀
自然の中の人間
天然の妙技・人間の至芸
わが登山の原点と頂点
山の危険はどこにでも
自己流の山歩き
高原歩きの愉しさ
日本百名山達成
自然をきわめた達人たち
自然世界へのアプローチ