内容説明
死を覚悟した独裁者の赤裸なメッセージ。第三ライヒ潰滅に直面したヒトラーが、ヨーロッパ、そして世界の現状と将来への見通しを腹蔵なく吐露。世紀の独裁者の思想のエッセンス。
感想・レビュー
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札幌近現代史研究所(者。自称)
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この本の真贋については諸説あるようであるが日本ではこの遺言集の中で日本に好意的な言辞があるためか本物とする人達が多いようだ。 さてヒトラーがホロコーストを命じた文書が発見されていないのは周知の事実である。しかし本書には彼のホロコースト主導を疑問の余地なく感得させる言葉がある。 「私がドイツ及び中央ヨーロッパからユダヤ人を一掃してしまった事を後の世の人々は感謝するだろう」 さてこの書籍が日本人に好意的な発言がある事で本物だとするようなナチズムやヒトラーに好意的な方々はこの言葉をどう捉えるか?