文庫クセジュ<br> サルトル

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  • サイズ 新書判/ページ数 188,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560509005
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1210

内容説明

サルトルとは、誰であり、また何だったのか。本書は、多様なジャンルに数多くの著作・作品を残し、変貌することが本質的でもあった二十世紀最大の知識人の軌跡を辿ってゆく。綿密な調査をもとに、新証言を紹介し、あらたな人物像を浮き彫りにする。サルトル研究の第一人者による評伝の決定版。

目次

ティヴィエ、モントリオール、ブラジリア―国内では意趣返し、国外では必須の典拠
サルトルという企てへの包括的アプローチのために
『家の馬鹿息子』の生成過程、もしくは基本的決定因としての想像界
類型をはみ出した生産の軌跡
アルザスとペリゴール、あるいは古臭いものの拒絶
哲学という用具の全能性
体制転覆的遺産相続人
社会の埒外と他所の文化との探索―一九三〇年代の危機
「ものを学ぶための唯一の方法は、疑義を差し挟むことである」―知の伝達についてのもう一つ別の考え方
現代的なものを考える
戦時中―裏切り者でも英雄でもなく
亜スターリン主義者
アルジェリア戦争と第三世界主義的活動の開始
西欧文化の生成を考える
代替文化の練り上げ

著者等紹介

石崎晴己[イシザキハルミ]
1940年生まれ。1969年早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。フランス文学・思想専攻。青山学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

6
「哲学界では、二つの支配的形象ー一方はベルクソン…その不倶戴天の敵、ブランシュヴィックーに対して、サルトルは二重の決裂の態度を示す。ブランシュヴィックの合理主義に対しては、ロマン主義の名において反対し、ベルクソンの神秘主義に対しては、現実主義の名において批判するのである。実際サルトルは、コントからエールに至る実証主義的科学主義を自分の思想とすることはなかったし…ベルクソンの側、つまり…実証主義も志向することなく、全面的に非宗教的な自由の哲学、いわば左翼のベルクソン主義を企てるという…難しい立場を模索した」2023/05/08

さえきかずひこ

3
サルトルを全肯定する筆者のペンの勢いは、淀むことを知らず、その教育者、活動家、個人としてのたぐいまれな、いな、異常ともいえる前のめりな哲学者を不断なく活写している。文と文の間から、かつて開高健が残酷なまでに老醜を写したサルトルが三倍速の早送りで飛び出し続ける。2012/01/24

左手爆弾

0
サルトル伝記の第一人者が書いただけあって、細かいながら情報量の多い評伝。サルトルは本国よりも外国で根強い人気があった。哲学を学び始めたサルトルはベルクソンにもブランシュビヴィックのような講壇哲学者にも嫌気がさし、哲学についてはドイツから、文学についてはアメリカから多くを学ぶ。5月革命の際には直接参照されることはなかったが、よき相談相手ではあった。「家族」というものに対しては冷淡。サルトルは世界を女たちの目を通して眺めていた。あ、ちなみにこの本ではサルトルの思想面はあまりわかりません。2016/01/12

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