出版社内容情報
移りゆく季節を肌身に感じながら心に浮かぶうたの数々。夫・永田和宏の真情あふれる解説を添えて「NHK短歌」好評連載が一冊に。
【著者紹介】
１９４６?２０１０年。熊本県生まれ。京都女子大学卒業。歌集「歩く」で若山牧水賞、紫式部文学賞、「母系」で斎藤茂吉短歌文学賞、迢空賞受賞。著書に「わたしはここよ」など。
内容説明
移りゆく季節を肌身に感じながら、心に浮かぶ、好きなうたの数々。夫・永田和宏の解説を添えて、「ＮＨＫ短歌」好評連載が一冊に。
目次
葉桜
祭り
螢
花火
晩夏
秋の風
菊人形
紅葉
年の暮
正月の遊び〔ほか〕
著者等紹介
河野裕子［カワノユウコ］
１９４６年熊本県生まれ。京都女子大学卒業。在学中の１９６９年、「桜花の記憶」で第十五回角川短歌賞。１９７２年、第一歌集『森のやうに獣のやうに』刊行。永田和宏と結婚。１９７７年、歌集『ひるがほ』で第二十一回現代歌人協会賞。２０００年、第十九回京都府文化賞・功労賞。２００２年、歌集『歩く』で第六回若山牧水賞、第十二回紫式部文学賞。２００８年、宮中歌会始詠進歌選者。２００９年、歌集『母系』で第二十回斎藤茂吉短歌文学賞、第四十三回迢空賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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双海（ふたみ）
8
移りゆく季節を肌身に感じながら、心に浮かぶ「私好み」のうたの数々。鑑賞はおのずと日々の自分へと向かう。夫・永田和宏の真情あふれる解説を添えて、「NHK短歌」好評連載が一冊に。コスモスをはじめとして植物を好んだ著者のやわらかな感性が、本書でもいかんなく発揮されている。2023/10/01
skr-shower
1
拾い読み。晩年のコラム。短歌も俳句も良いな。2021/05/19
私的読書メモ3328
0
短歌は日々を、人生を豊かにするものであることを、実感しました。目に入らなかった小さな草花や、いつしか当たり前のものとしてただ機械的に対応していた季節の移り変わりに、短歌は彩りを与えてくれます。それにしても、余命幾ばくもない過酷な闘病生活の中で、これを書き上げられたことに、驚嘆と尊敬を禁じえません。2015/02/04
