出版社内容情報
心臓の搏動、睡眠と覚醒のくり返し、冬眠、植物の開花期など、生命体にはリズムと周期性をもった現象が数多く見られる。近年さまざまな応用分野で注目を浴びているこのきわめて重要かつ不可思議な現象を、細胞生物学から医学、農学に及ぶ広範囲な知見をもとにわかりやすく解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
氷柱
7
400作目。4月14日から。1960年に初版が誕生し、1995年の10刷目が私の手元にある。これまた古い一作。裏表紙の金額記載が本体価格と税込み価格で分けてあるのだけど、どうやら当時は消費税が3パーセントだった模様。そんな時代もあったのか。生物の周期について作品全体を通して述べられている。具体例があまりにも多すぎるので読み辛い一面がある。睡眠時の肉体の維持についての部分が最も読みごたえがある。眠っている間はとても無防備で不安定な状態であり、どんなことが起こってもおかしくないほど危うい環境とのこと。2018/04/19