ローマの愛

ローマの愛

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560028773
  • NDC分類 992
  • Cコード C0022

出版社内容情報

 古典学者、ラティニストとして令名ある碩学の著者が、ギリシア文化に比較して体系的な文献の貧しかった古代ローマに焦点を当て、積年の研究の成果を踏まえた博大な知識を縦横無尽に駆使し、恋愛観から政治との複雑な絡み合いまで、様々な側面からローマ人の愛の諸相を見事に描く代表的名著。

内容説明

古典学者、ラティニストとして令名ある硯学の著者が、ギリシア文化に比較して体系的な文献の貧しかった古代ローマに焦点を当て、積年の研究の成果を踏まえた博大な知識を縦横無尽に駆使し、恋愛観から政治との複雑な絡み合いまで、様々な側面からローマ人の愛の諸相をみごとに描きだした代表的名著。

目次

第1章 ローマ黎明期の愛
第2章 愛と聖なるもの
第3章 ローマ人の結婚観
第4章 黄金時代の結婚と風俗
第5章 自由恋愛
第6章 愛と詩人
第7章 愛と政治
第8章 帝政期の愛
第9章 ローマと愛

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

49
黎明期からネロ帝までを対象に、ローマ人にとっての愛について考察した本。伝説や詩、雄弁家たちが伝える貴族たちの挿話を紐解いて見えてくるのは、愛の神秘と狂気に魅せられも警戒もする人間の姿。家族や一族の協調を破壊しかねない情熱として「恥ずべきもの」とされていた愛、オウィディウスなどの詩人たちが洗練させた愛、金銭や政治と複雑に絡まり合う現実の愛と結婚の姿。その愛と利害との関係は日本の愛が辿ってきた歴史も彷彿させ、移り変わるローマの愛の表現とともに、どの社会も対峙してきた愛と道徳や社会との関係にも思いを馳せました。2019/02/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/601769
  • ご注意事項