出版社内容情報
かつおの一本釣り漁で活気づく田辺湾、黒潮に乗ってくるまぐろ、鯨などが食卓をにぎわす熊野灘、ことあるごとにもちを搗き、すしをつくる紀ノ川流域など紀州の食の全貌。
内容説明
茶がゆが香り鯨がおどる、木の国・熊野の食。県内各地、四季折々の家庭の味を紹介。
目次
紀ノ川流域の食―紀ノ川の豊かな恵みと多彩な茶がえ
和歌浦沿岸の食―魚ずしをつくり、漁の安全を祈る
熊野山間の食―茶がゆ、山菜、渓流の魚など、山の恵みの生きる木の国
田辺湾の漁法と魚の料理―一本釣りのかつおがはねる、小引網のしらすがあふれる
熊野灘の食―黒潮の恵みを享受する魚好きな浦人たち
鯨のまち太地の食―熊野灘の荒波に鯨を追い、台地ではさつまいもづくり
和歌山の宗教風土と食事
人の一生と食べもの
和歌山の食とその背景
和歌山の食 資料