ソニーvsサムスン―組織プロセスとリーダーシップの比較分析

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532314361
  • NDC分類 549.09
  • Cコード C3034

出版社内容情報

アジア発の世界企業、ソニーとサムスン。何が失速を生み、勃興を支えたのか? これまで正面切って分析されることがなかった両者を比較し、電子産業動向に精通した韓国研究者が成功と失敗の本質を徹底的に解明する。

内容説明

未熟による失速、独裁による興隆。戦略、組織、リーダーシップの観点から大逆転劇を冷徹に解明。

目次

ソニーとサムスン電子、グローバル競争の好敵手
1 戦略的分析(アナログ時代の勝ち組と負け組;デジタルドリームキッズとデジタル刺身屋;家電市場の王者と挑戦者;グローバル企業を目指して)
2 組織のプロセスとリーダーシップ(組織構造、組織プロセスと企業文化;創業者と専門経営者;ソニーとサムスン電子の未来)

著者等紹介

張世進[ジャンセジン]
1994年高麗大学校経営大学教授、2006年同大学クムホ・アシアナ碩座教授。2009年からシンガポール国立大学経営大学Provost碩座教授。ソウル大学校経済学科を卒業し、米のペンシルベニア大学ウォートン校で経営戦略と多国籍企業経営を専攻、経営学博士を取得。高麗大学赴任前に、米ニューヨーク大学スターン経営大学国際経営学科教授として、経営戦略と多国籍企業論の分野についてMBAの講義を担当。日本の富士通アジア奨学生として選抜されて、日本の富士通で勤務した経験がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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飯田健雄

3
2009年刊行、サムソンが「わが世の春」を謳歌している時の本。2015年現在、ソニーが沈み、サムソンが船の喫水線(乾舷ゼロ)で航行してきている気配もある。サムソンは、恐らく、これから、追い上げられるだろう。中国、インド、そして、台湾企業によって、2015/05/07

ラララ

1
張世進 ソウル大経卒、ペンシルベニア大ウォートン校にて博士。ニューヨーク大、スターン大、高麗大などで教授。2009年に発刊された本書は、題名のとおり、当時のソニーとサムスンの比較がテーマ。井深、盛田、大賀というカリスマ経営者からバトンを受けたソニーの出井は苦戦。一方で2世独裁者サムスンイコンスは、グローバルトップ企業となるもガバナンス等課題多し。両社の将来を占う。2018/07/14

Stepney

1
デジタル化は我々の生活を便利にするという影響を与えましたが、製造業の会社にも思ったよりも影響があったことが分かりました。2013/07/13

ころすけ

1
韓国人の著者が執筆したのが2007年の為、少々話が古いが良く分析されていて、面白い。トップダウンで投資や実行スピードを重視したサムスンと、カリスマ後の管理型経営者で迷走したソニー。コモディティのサムスンと、創造力重視のソニー。グローバル企業の統治は難しい。ただ、中国企業の追い上げやAppleの勢い、Googleの存在等、この2社の比較だけでは済まない、さらなる異業種格闘技が待っている。2010/04/17

carson

0
この本は韓国人経営学者によるサムスンに対する警告の書である。2011/03/14

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