内容説明
若年無業、パート増加、自営減少、希望喪失…。リストラやミスマッチの背後にある本当の就業問題を実証分析。新しい仕事の創出に向けて、必要な施策を具体的に提言する。
目次
ジョブ・クリエイションとは何か
転換点としての「1997年」
開廃と雇用の関係を求めて
結局、若者の仕事がなくなった
やはり高齢化が雇用を減らした
パートは正社員の雇用を奪ったのか
中小企業はジョブ・クリエイター?
人を育てる中小企業が雇用を創る
自営業が減少した理由
見過ごされた所得格差
組織を離れて働くこと
リストラ離職した中高年のそれから
構造的失業とは何か
データの背後で
ジョブ・クリエイションへの始動
著者等紹介
玄田有史[ゲンダユウジ]
1964年生まれ。1988年東京大学経済学部卒業。1992年同大大学院経済学研究科第2種博士課程退学。ハーバード大学、オックスフォード大学各客員研究員、学習院大学教授などを経て、現在、東京大学社会科学研究所助教授、博士(経済学)
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感想・レビュー
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とこ
1
大企業の高齢化からの雇用機会減少、中小企業の人材育成機会不足、雇用される側の意志の低下、様々な働き方の形態。ここからできることは、まず意志、予測、備え。経済の結果と分析を俯瞰して推測と備えとする。2018/12/30
井端翔
0
雇用創出、喪失アプローチの日本語文献で一番まとまっている本。2015/08/07
こひた
0
雇用創出だけでなく、雇用消失の特性も含めた分析。事業新設/廃止から雇用再配分率、純増減などを分析する必要に気づけた。2012/12/04
ねぎとろ
0
統計分析からみた、90年代の労働・雇用。2007/08/13