出版社内容情報
書名
内容説明
「戦略的もの造りの体系」を徹底解説!「ものを造ること」は経営の原点。だからこそ、効率的な生産システムが、競争力を生み出すのだ!具体例を交えて、企業経営にとって生産とは何かを、生き生きと描き出す意欲的テキスト。
目次
第1部 生産システムの基礎(はじめに:競争力とシステムの視点;開発と生産のプロセス分析;製品と工程の歴史分析:「大量生産方式」とは何であったか)
第2部 競争力ファクターの管理(競争力とその構成要素;コスト・生産性の管理と改善;納期と工程管理;品質とその管理・改善;フレキシビリティ;生産戦略)
著者等紹介
藤本隆宏[フジモトタカヒロ]
1955年東京に生まれる。1979年東京大学経済学部卒業。三菱総合研究所副研究員を経て1989年ハーバード大学ビジネススクール経営学博士号取得。同大学研究員を経て1990年東京大学経済学部助教授。現在、東京大学経済学部教授。ハーバード大学ビジネススクール上級研究員。経済産業研究所ファカルティフェロー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんぺい
5
生産管理のことを体系的にまとめられています。一度読んだだけでは理解できません。都度、確認用に手元に置いておきたい。2018/01/31
Schwarzeon BLACKY
3
生産管理のバイブル。実際に生産技術職をやってる身としては普段やってることが言語化されてる印象。特に生産管理の考え方を日米の複数の見方から比較してる点が秀逸。しかも何かを絶対視せず考え方を提示しているため理解できてしまえば応用範囲が広いという点でも秀逸。流石に発行から20年近く経ってる点は気になりますが、今でも十分通用しうる本だと。ただしこの本の凄さは実際に製造現場で働かないとピンとこないかもしれません。2020/06/13
TiawPai
2
この本、内容的にはERPでコンピュータ管理される前の90年代の生産管理を大学で講義する目的で書かれている感じです。個人的には生産用語の日本語と英語の対比が有用で、翻訳するときに重宝していました。海外の製造業で外国語と格闘しながら業務している人にお勧めです。この巻は大雑把に、生産管理の歴史、原価、納期と工程管理、MRP、品質管理、生産戦略が記述されています。2018/03/17
masa_fj
2
生産活動を「工程から製品への設計情報の転写」とみなすことにより、情報システムという観点から「もの造りシステム」の総体を把握した。いわゆる品質・コスト・納期というよくある概念に加え、ちょっと毛色は違うがフレキシビリティ(汎用性)という観点を説明している点が新しく感じた。2011/07/24
Kenichiro
1
非常に分かりやすい生産管理の本。競争力をキーワードに展開されていきます。特に生産管理の歴史や日米比較を交えて説明されており記憶に残りやすいです。超おすすめです。2017/02/02