内容説明
本書は、日本の近代産業や伝統産業における現代の技術革新との関わりやその影響について、実態と問題性を解明するために執筆したものである。
目次
第1部 技術革新の基本問題(技術革新と日本的産業社会;技術革新にともなう雇用システムの変化;特許制度と利潤率;「日本型経営」とフレキシビリティ)
第2部 技術革新と産業・企業(オーダー・エントリ・システムの発展―トヨタ自動車のケース;日本半導体製造装置企業の競争戦略;日本の鉄鋼業とCIM;情報化革新とソフトウェア産業;情報ネットワーク化と取引スピード―繊維産業の情報化推進構想をめぐって;技術革新と西陣織産業―意匠紋〈紙〉業を中心に;企業情報システムと法的諸問題)
第3部 国際競争と技術革新(為替相場決定理論と国際収支調整メカニズム;中国の投資環境と日本企業―深〓三洋電機、上海ダイケイ;アジアとの生産分業の進展と大都市中小工業)