出版社内容情報
下巻では『ゴジラ』(1984年作品)から『ゴジラVSビオランテ』を中心に、博物館の展示物など特美の仕事を紹介。 かつて怪獣物から戦争物、あるいはパニック映画などで隆盛を誇った東宝特撮映画作品。
それを支えた部署が東宝美術(のち東宝映像美術)の特殊美術部、通称「特美(とくび)」でした。
本書は1972年に特美にアルバイトとして入り、のち社員登用された「模型少年」こと著者が、
先輩諸兄たる海千山千の特撮職人たちの活気あふれる裏方事情を描写しつつ
特撮模型の製作、仕上げ法を紹介するもの。
下巻では復活ゴジラとも言える『ゴジラ』(1984年作品)から『ゴジラVSビオランテ』を中心に、
博物館の展示物など多岐に渡る特美の仕事を紹介。
巻末には東宝特美で使われていた独自のものを含め、
映画業界で一般的に使用される用語辞典も収録します。
にに たかし[ニニ タカシ]
内容説明
特美スタッフだった著者による未公開写真、ここに再び!!クラフトモデラーからデザイナーへ、中堅からベテランへとステップアップした「模型少年」と、新たに集い来たりし若手美術助手たちの、七転八倒の特撮モデリング実録、ここに推参!
目次
巻頭企画(特撮映画の作り方と特美の役割り;特殊美術の仕事その弐「1/8スケールSCM車の作り方」)
本編(「シーン33」『ゴジラ』(1984年)
「シーン34」筑波科学博三菱未来館(1984年)
「シーン35」『プルガサリ』(1985年)
「シーン36」超音波発振器(1985年)
「シーン37」メカ生体ゾイド(1985年) ほか)
巻末付録(ことばの話;おまけの話;出演(オールスターキャスト))
著者等紹介
ににたかし[ニニタカシ]
1947年7月、新潟生まれ。7歳から横浜で育つ。1972年に東宝撮影所内にある東宝美術特殊美術課にバイト入社。翌年社員となり種々雑多な模型製作・特撮美術に携わった。世田谷区作品『招き猫と豪徳寺』で美術デビュー。『ゴジラvsビオランテ』で大澤哲三氏と共に特殊美術(筆者は制作)を担当。特殊美術部に25年在籍してから営業部・千葉支店へと異動、2011年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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