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金融業における競争と効率性―歴史的視点による分析

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  • サイズ A5判/ページ数 358p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492653531
  • NDC分類 338.21
  • Cコード C3033

内容説明

経済理論を適用した日本の金融の歴史の解明。銀行業と生命保険業を対象に、デッドウェイトロスの推定や経費愛好仮説の検証、ゲーム論などを駆使して、戦間期以降の金融機関の行動を分析。現在に至る金融システムの歴史的道程を明らかにする。

目次

本書の目的と構成
第1部 生命保険業(戦間期の生命保険の産業組織―競争から規制へ;戦間期の保険料‐配当競争のゲーム論的解釈;戦後の生命保険業の市場構造と成果 ほか)
第2部 銀行業(低金利政策と銀行業の効率性;寡点体制がもたらす弊害―デッドウェイトロスの計測;銀行は浪費的か―経費愛好仮説の検定 ほか)
本書の結論と将来の課題

著者等紹介

筒井義郎[ツツイヨシロウ]
1950年生まれ。東京教育大学理学部物理学科、大阪市立大学経済学部卒業。大阪大学大学院経済学研究科後期博士課程退学。名古屋市立大学、大阪大学経済学部助教授、大阪大学大学院経済学研究科教授を経て、大阪大学社会経済研究所教授、行動経済学研究センター長。著書に『金融市場と銀行業』(東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞受賞)など
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