ルーマニア革命―ブカレスト駐在日本人の記録

ルーマニア革命―ブカレスト駐在日本人の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784492441220
  • NDC分類 302.391
  • Cコード C3033

内容説明

世界を揺るがした東欧革命の中でも最も劇的だったルーマニア革命。それを発端からつぶさに見続けた日本人がいた。歓喜と混乱、理想と苛酷な現実との間を揺れ動くルーマニア庶民の実像を鮮やかにとらえた出色のルポルタージュ。

目次

1 チャウセスクのルーマニア(ブカレストの冬;1989年冬―ティミショアラ)
2 12月革命(突発;反撃;勝利―そして混迷)
3 不安な門出(チャウセスク裁判;「イリエスクはチャウセスク」;デモ、集会、デモ…;秘密警察の影;揺れ動く人々;新生ルーマニアの夢)
4 新しい価値を求めて(革命から100日;少数民族問題;イースター;造反;選挙;暴動)
4 ルーマニア小史(オスマン・トルコの支配;独立への戦い;二公国の統一とルーマニアの独立;第1次世界大戦とルーマニア;第2次世界大戦と戦後のルーマニア)
ルーマニア史年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

2
1989年、ルーマニアの首都ブカレストの伊藤忠駐在員だった著者が見た「ルーマニア革命」の体験記。首都中心部でのごく限られた範囲での見聞だが、現地スタッフからの情報もあり、臨場感のある手記になっている。チェウシェスク政権の呆気ない崩壊よりも、むしろ革命後に高揚していた国民が社会の迷走、混乱の中で幻滅し、国外へと逃れる者も出て来たり生々しい。又、この頃のルーマニアではゴルバチョフはチャウシェスク政権を支持したとして人気が無く、「ペレストロイカ」は忌むべき「社会主義」と同義語だったという。 2022/10/18

くろねこ

2
ある人を思い出し、ルーマニア革命について読みたくなり、こちらを手に取ってみました。帯の言葉、「等身大で見た革命の実像」、よく言い得てます。語るのは難しいですが、興味深く読みました。2020/11/10

あらい/にったのひと

0
ルーマニア革命の当時現地にいた日本人(伊藤忠のひとらしい)の視点から描かれる当時の様子。出版が90年なので所々今の感覚からするとアレってなところもなきにしもあらずなのだけど、なかなか 読ませる文章で楽しい。学術的な意味での正確さを求める本ではないので、まあ読んで楽しければまずまずおっけーな感じか。2021/06/19

浮草堂美奈

0
#松丸了 [図書館] 資料のため感想は秘す2019/12/03

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