内容説明
古代日本の地名を万葉の歌を通して採り上げ語源研究の第一人者が上代文学を見直す。2府8県にわたる日本の代表的な古地名を追究し、万葉・上代文学・古代史学・言語学研究に必読の労作!記紀・風土記・万葉の枕詞や未詳語も採り上げ、柿本人麻呂・山部赤人・大伴家持・笠女郎など万葉歌人の歌に新しい解釈を施した。
目次
第1章 万葉集さいはての歌
第2章 石走る近江と垂水と〓
第3章 衣手を打廻の里
第4章 たまはやす武庫の渡り
第5章 天離る鄙の都
第6章 明石大門に入る日
第7章 姫路たゆらぎ山
第8章 家持の「伊佐左村竹」
第9章 つのさはふ石見の海
第10章 八雲立つ出雲