内容説明
ポーランド侵攻に端を発した第二次世界大戦は、ドイツ軍と連合軍との全面対決に突入した。猛進撃するドイツ軍の前にフランスは降伏、イギリス軍は大陸からの全面撤退へ追い込まれる。ヨーロッパ大陸を征服したヒトラーは宿願の対ソ戦へと踏み切ったが、大いなる転機が待ち受けていた―。戦力においてほぼ互角だったドイツ軍になぜ連合軍は完敗したのか。頂点に達したヒトラーが犯した、致命的な失策とは何か。膨大な資料と豊富な取材経験を駆使してナチス第三帝国の全貌を描き上げる、第一級の歴史ノンフィクション。全米図書賞受賞作。
目次
第4部 戦争―初期の勝利と転機(承前)(西部の勝利;“アシカ作戦”―阻まれたイギリス侵攻;バルバロッサ ソ連の番;風向き変わる;アメリカの番;大いなる転機)
著者等紹介
シャイラー,ウィリアム・L.[シャイラー,ウィリアムL.]
1904年シカゴ生まれ。ジャーナリスト、歴史家。コー大学卒業後、渡欧。“シカゴ・トリビューン”紙の特派員などを経て、CBSのヨーロッパ支局長に。ドイツのオーストリア併合など、数々の歴史的事件の報道に携わる。1940年、戦況の悪化に伴ってアメリカへ帰国し、自身の経験をもとにしたベストセラー『ベルリン日記』(筑摩書房)を発表。1960年に発表した『第三帝国の興亡』では全米図書賞を受賞する。1993年没
松浦伶[マツウラレイ]
1936年島根県生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。雑誌・書籍の編集者を経て、翻訳に従事。2007年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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