明治ふしぎ写真館

横田 順弥【著】

東京書籍（2000/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 254p／高さ 20cm
• 商品コード 9784487793990
• NDC分類 740.21
• Cコード C0095

出版社内容情報

横田順彌が，明治・大正時代のおもしろ，不思議な写真・イラストを掘り出して，軽妙なタッチで紹介。写真が語る不思議な世界。

目次

この美女は誰だ！？
大森カツラと文士劇
サンダウ氏は強いぞ！！
アメリカ女子野球の不思議
日本の大仏、これにあり！
嬶がほしいと一人百首
読まなきゃ判らん挿絵とは？
ミストル前田、英京に闘う
おなじ顔した銀月の旅行記
懸賞まですこぶるバンカラ！！〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スプリント]

明治時代の写真を軽妙なウィットに富んだ文章で紹介しています。今の時代では奇妙に感じる写真も当時は真剣に見られていたんでしょうね。

2019/08/14

[hirayama46]

SF作家で、明治の文献の蒐集家でもある横田順彌による、明治・大正時代の珍しい写真をさくっとした読み口で紹介する一冊。さすがに一見して笑いが止まらなくなるようなインパクトがある写真は多くはないですが、その時代特有の味わいのある写真が並んでいて、眺めていてたいへん愉快な一冊。合成写真のてきとうさと、昔の雑誌の何を考えているのかさっぱりわからない企画、好きだな……。

2018/10/27

[かめあい]

面白くて一気読み。乃木希典さんと美人コンテストの話気になる。明治不可思議堂読む。週間サンデーが明治時代からあることに驚いた。浮世絵師の書いたフランケンシュタイン、日本風の童話の挿絵、素敵。巨鼻児はピノキオだと思ったけど、碧鬚は何か絵をみても字面でも検討がつかない。答え書いてほしかったー。

2015/09/05