出版社内容情報
各国各地の現地調査を軸に,音楽や音楽的行動にかかわる広がりのある視点から,国立民族学博物館における共同研究の成果を基本として展開する画期的研究シリーズ。
内容説明
深く根を下ろしている民間信仰の音楽的機能や役割を探り文化の全容に迫る。
目次
第1部 春を呼ぶ―季節と儀礼(アジアの稲作儀礼「田植ばやし」;カラーシャ族の春祭り・ジョシとその音楽;ファグアー―春をよぶホーリー祭の歌声)
第2部 豊穣の祈り―予祝と儀礼(愛知県北設楽郡「花祭」の音楽;儀礼としての舞、「舞」を創り出す音)
第3部 神々との交信―トランスと儀礼(巫俗儀礼と音楽;アサック村のガユ・アユ儀礼―パリのサンギャンをめぐる考察)
第4部 人々の掟―集団編成と儀礼(「ムカンダ」の儀礼と音楽―中央アフリカのイニシエーション儀礼の研究;東ネパール・リンブー族の儀礼とムンドゥン―シサム儀礼とトンシン儀礼)