内容説明
二人の天才、ビル・ゲイツと西和彦。そしてマイクロソフト、DEC、アップル、NEC、富士通…20世紀最大・最高の情報ツールを巡る人と企業の合従連衡。書き下ろしドキュメント1200枚。
目次
序章 パーソナルコンピューターの誕生
第1章 コンピューター本流が描いたもう一つの未来像
第2章 奔馬パソコンを誰に委ねるか
第3章 恐るべき新人類たちの夢想力
第4章 PC‐9801に誰が魂を吹き込むか
第5章 人ひとりのコンピューターは大型の亜流にあらず
第6章 魂の兄弟、日電版アルト開発計画に集う
エピローグ 魂の兄弟、再び集う
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
3
青空文庫で読みました。限られたリソースの中で戦う技術屋とホビイストたちがアツい。2013/02/02
文月カイ
2
青空文庫で読了 個人用コンピュータが生まれ、そしてWindows誕生の辺りまでのノンフィクション で、ありながら、こう、一大群像劇を読んだような読後感 PC-9801も家にはあったけど、自分のマシンとして買ってもらったのはPC-9821Cb(Windows3.1)だった、この話より後の世代の人間なのです 結構な範囲が生まれる前の話なのよね…2014/03/25
とろっち
2
システム屋の悩める上司が部下に読んでもらいたい本ナンバー1(うそ)。話はNECのPCシリーズが中心になりますが、他にもAppleやMicrosoftの話は勿論の事、コモドールなどの懐かしの名機や、ビジカルク等の秀作ソフトウェアまで、よくぞここまで調べてくれました!とオールドPCファンなら涙を浮かべて感激してしまう内容。やはりPCの歴史はアラン・ケイとPaloAltoを道標に築き上げられたんですね。しかもこの本、今や青空文庫で電子化もされていて無料で読めます。
hirok@京都
1
PC-98シリーズやエプソンの互換機を思い出して、懐かしい気持ちになれました。普段は文芸書しか読みませんが、たまにはドキュメンタリーもいいもんですね。
yaemon1950
1
Twitterで富田倫生さんの死去と、作品の公開を知りました。早速i文庫HDに取り込み読み始めました。TK-80のくだりは、あるあるでした。自分もハンダ付けが悪くて起動せずラジオ会館に持ち込みました。その後、会社を辞めSEスクールに一年通いソフトウェア・ハウスに入社、IBM158のオペレーターやPL/1のコンパイラ作成など携わった。何だか自分の一部を見ているようで・・・・2013/08/18