内容説明
世の耳目をひいた企業に対する脅迫、企業機密漏洩事件および欠陥商品問題など、最近、現実に発生した事件を素材にして具体的な検討を加え、現代企業のかかえる課題について可能な限り問題解決の方向なり指針を示すことを試みた。経営環境の変化に対応し経営の安定を目指すためには、とくに企業法務の機能は、単なる紛争処理から、紛争予防への戦略法務としての展開が必須となろう。本書は、状況の変化に対処しうる戦略法務としての法律武装を具体的な方途を説いた、気鋭の書である。
目次
第１章 戦略法務とはなにか
第２章 企業脅迫との対決
第３章 欠陥商品対策
第４章 企業秘密の防衛
第５章 分社経営と法務戦略
第６章 企業買収における攻防
