内容説明
小津映画の魅力を構成する真の動因は何か?人々がとらわれている小津的なるものの神話から瞳を解き放ち、映画の現在に小津を甦えらせる画期的著作。生誕百年を機に新たに三章(129枚)を書き下ろし増補する。名キャメラマン厚田雄春と『美人哀愁』の主演女優井上雪子へのインタヴューほかを併録。別丁口絵写真40頁130点。
目次
序章 遊戯の規則
1 否定すること
2 食べること
3 着換えること
4 住むこと
5 見ること
6 立ちどまること
7 晴れること
8 憤ること
9 笑うこと
10 驚くこと
終章 快楽と残酷さ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao Terui
2
本論そのものの良し悪し・妥当性を判断する能力は今の自分にはないが、序章で行った「先行研究批判(自論の存在意義証明)」は非常に説得的だと思った。2016/08/08
ULTRA LUCKY SEVEN
2
晦渋な小津論。映画を9000回見た後にまた読み返してみましょう。2012/03/02
あなた
2
いつものハスミのテーマ論だけど、ぶっちゃけ小津映画よりおもろいわ2009/07/08
i-miya
1
2005.12.14 P360 谷崎潤一郎、芥川龍之介耽読 14歳 大正06 1903-1963 60 歳 神戸大学失敗 T12 震災、家 無事 松竹キネマ 蒲田撮影所 1926 成瀬巳喜男と親しくなる S08 1933 湯河原へ 志賀直哉知遇 津で毒ガス特殊教育 S09 美術浜田辰雄 S12 山中貞雄 S13 佐野周二 S17 松竹東宝大映に限られる 2005.12.15 すべてが互いに肯定しあいながら豊かな融合を生きる2005/12/17
JFK
0
難解な文体だが、視点は鋭い。2021/08/25