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イタリア絵画史

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784480872890
  • NDC分類 723.37
  • Cコード C1071

出版社内容情報

今世紀最大の美術史家の伝説的名講義を再現。イタリア絵画の魅惑の世界への最良の手引き書。

内容説明

「美」との感動の出会いへ理想のイタリア絵画史入門。今世紀最大のイタリア美術史家ロンギの伝説的名講義が書物で味わえる、イタリア絵画の絢爛たる世界への魅惑の案内書。この一冊で絵画の見方が変わる。図版163点収録。

目次

1 イデー(線的様式;造形的様式;造形的=線的様式;形の遠近法的様式 ほか)
2 歴史―イタリア絵画の変遷(ローマのモザイクの造形的様式;ビザンティンの色彩的様式;ギリシア=ビザンティンの線的様式;ロマネスク時代におけるこれらの芸術様式の細々とした継続 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

午後

3
最近の流行として、歴史的背景やイコノロジーを用いて絵画を読み解くという鑑賞態度が一般的になっているけれども、ロンギの態度はそれとは全く異なる、所謂フォルマリズム的な立場である。美術作品の見方について、芸術-様式=見方という公式を打ち立て、線的様式、造形的様式などの分類を提唱する。個々の芸術作品はそれに適した様式に合わせて見るべきであり、ビザンティンのモザイクに造形的な価値を見出そうとするのはお門違いであるとし、その色彩の素晴らしさについて熱く語っている。彼の詩的な表現やストイックな姿勢を好ましく思う。2020/02/13

さかもとももこ

0
モランディ展を神戸に見に行って、ロンギとモランディの関係について知り、ロンギその人の思想に興味が湧いて県立図書館から取り寄せて読んだ。確かに画期的な視点の人なのだと思う。2016/01/26

hechima1106

0
これは凄い本、セザンヌ以降何を描くのか、ということ

かじかじ。

0
イタリア絵画について過去から現代の経緯を筆者の視点からせいりした本となる、線の輪郭の変遷や、バロックから印象派などのあらゆる絵画について説明されている。イタリア以外でも関連する画家は一部紹介されており、イタリアに関わる絵画は含まれている。ひっしゃの熱い想いと考え方が文章から溢れ出ており、その内容と答え合わせしながら読むと絵画についての理解が深まるような思う。ある程度知識が必要な面もあるため、いろんな絵画を見てまた読み返してみたい本である。2022/10/10

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