出版社内容情報
イスラエル人特派員がパレスチナに住み発信。圧倒的な力の差、不条理な暴力…。稀なる分析力と情報収集力で人びとの心の奥底を伝える渾心のレポート。
内容説明
パレスチナの人びとは圧倒的な力の差と不条理な暴力の日常を、強く生きている。たぐいまれな分析力と情報収集力で占領地の住民の心の奥底をすくい取る勇気あるレポート。和平のために今、求められているのは何か!イスラエル人ジャーナリストが占領を生き、その声と真実を伝える。
目次
第1部 一九九七~九九年―「土地をなくしたとき、私は暮らし方までなくしてしまった」(一九九七年四月二〇日―パレスチナ人はなぜ自殺するのか?;一九九七年九月一九日―メヴァセレト・シオンのイスラエル人強制退去 ほか)
第2部 二〇〇〇年―「もちろん、勇者の平和だ!」(二〇〇〇年三月一三日―パレスチナ人からイスラエル人に出されたコミュニケ;二〇〇〇年四月三〇日―イスラエルがパレスチナの若者に教えていること ほか)
第3部 二〇〇一年―「家がないのに、家の鍵を持っていたってしかたないじゃないか?」(二〇〇一年七月三〇日―弱さや敗北についても堂々と議論できれば…;二〇〇一年八月一五日―戦争という枠組みのなかで ほか)
第4部 二〇〇二年―「母さん、母さん、なんて戦争なんだよ」(二〇〇二年一月一六日―標識もない未舗装の路上で;二〇〇二年一月二三日―新世代が知るイスラエル人といえば、兵士か入植者しかいない ほか)
著者等紹介
ハス,アミラ[ハス,アミラ][Hass,Amira]
1956年、イスラエル生まれ。同国の主要日刊紙「ハアレツ」の特派員として、初めて、そしてただ一人、1993年からガザ地区に、1997年からはヨルダン川西岸地区に住み、現地から記事を送り続けているジャーナリスト。2003年の「国連ギレルモ・カノ世界報道自由賞」など数々の賞を受賞、2004年には「イスラエルの人びとにパレスチナ人の日常生活を伝えることで、意義ある対話の下地づくりに貢献した」として第1回「アンナ・リンド人権賞」を受賞した。前著『Drinking the Sea at Gaza』はパレスチナ人に混じってガザで暮らした体験記で、英語をはじめ多くの言語に翻訳され、各紙誌で絶賛された
くぼたのぞみ[クボタノゾミ]
1950年、北海道生まれ。翻訳家/詩人
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感想・レビュー
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