内容説明
児童文学の傑作『ツバメ号』シリーズ十二巻の作者は、ロシア革命の時期にレーニンやトロツキーに出会った有能な新聞記者でもあった。『自伝』では書かれなかったシリーズ創作の過程や、失敗した最初の結婚についても詳しく述べる。ランサム伝決定版の名訳。
目次
ボヘミアの教育
もつれ
ロシアと戦争
革命
ボルシェヴィキ
ロキンヴァー
ラカンドラ号
牧歌
ツバメ号とアマゾン号
ピン・ミル
引き潮
ラスランドへの旅
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
87
”自伝”でははっきりしなかったことが書かれている。 アマゾン号の子供たちのモデルはシリア・アレッポ在住でイギリス湖水地方に長期滞在していたアルツンヤン家の、タクィ、スージー、ティティ、ロジャ、ブリジット。 晩年関係がこじれたので作者は認めなくなっちゃったけど。 幻の最終作についてもチラと。オオバンクラブの子供たちが北に行く、４章だけ草稿があったそうです。２度目の妻の影響で書くのやめたらしい 2021/03/09
