内容説明
ドストエフスキーの作品のきわだった特徴は、われわれを〈この世〉から離れた幻想の世界へ誘ってくれることにある。本書は、この現実と非現実との往還のなかにドストエフスキーの魅力の源泉を見つつ、彼の〈生命の哲学〉を読む。
目次
『罪と罰』について
『白痴』について
時評について
『悪霊』について
『未成年』について
『カラマーゾフの兄弟』について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PapaShinya
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表紙が気に入ったので読んでみた。著者は、社会学者でフロムの破壊とか希望の革命とかの翻訳者。日高さんみたいな人かなと思って、ちょっと読んでみたが、まぁなんというか、フロムは関係なかったですね。ドスに関しては、ロシア語で1次情報にアクセスできる人じゃないとダメだわ。小林秀雄の時代じゃあるまいし。そもそも社会学者は嫌いだ。簡単なことでも、もったいぶった”格調の高い”物言いをなさるお方が、大変多いように思いまする。亀みたいに本質をズバッといけよ。2024/03/07
