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ちくま文庫
ゾウの鼻はなぜ長い―知れば知るほど面白い動物のふしぎ33 (増補)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480432759
  • NDC分類 480.4
  • Cコード C0145

出版社内容情報

動物には不思議がいっぱい。「ネコの目はなぜ光る?」「動物は汗をかくの?」など、動物たちが生き残りのために身につけた驚きの生態を楽しく解説。

内容説明

「ライオンのオスには、なぜたてがみがあるの?」「走るのが一番うまい動物は?」「ウサギの目はなぜ赤い?」長い時間をかけて環境へ適応してきた動物たち、彼らのからだの特徴にはそれぞれの暮らしに通じる理由があった。元動物園の解説員が動物の不思議をやさしく解き明かす。最新の動物学に合わせて全面的に加筆修正、新たに3編を加えて文庫化。

目次

第1章 体つきがいろいろなのは暮らし方がいろいろの証拠(ゾウの鼻はなぜ長いの?;シカの角は、一生のび続けるの?;ウシの角も生えかわるの? ほか)
第2章 進化の選択は究極の物理学(動物の歯も生えかわるの?;イヌやネコは、なぜあんなに早食いなの?;アシカとアザラシ、どこが違う? ほか)
第3章 先祖から受け継いだ習性が子孫たちに引き継ぐ命(サルの顔はなぜ赤い?;動物は汗をかかないの?;動物はお風呂に入らなくて大丈夫なの? ほか)

著者等紹介

加藤由子[カトウヨシコ]
1949年大分県生まれ。日本女子大学卒業。専門は動物行動学。動物園の解説員を経て、動物関係のライター・エッセイストとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

41
著者は動物関係のライターで、動物園の解説員をされていた。だからとてもフレンドリーで分かりやすい。内容も細切れの豆知識にせず、5P位の体系だったお話にしてあり読み応えがある。例えば動物の角の話。主要な群はシカ類とウシ類で、これにキリンとサイを加えると地球上の角を網羅できる。それぞれの角は、起源や生態によって生え方も用途も違う。さらに触った感じも書いてあり、誰かに話したくなった。鳥類の足の話、アシカとアザラシの違いなどどれも興味深い。著者の世界や自然を見る目は冷静で厳しく、その上で優しい。とても共感した。2018/12/05

katsubek

16
肩の力を抜いて楽しめる本です。あ~! なるほど。考えてみればそりゃそうだよなぁ、って思う内容がたっぷり。一つ一つの章が短くて読みやすいのもgoodです。2015/07/28

saladin

6
特に”手相があるのは人間だけ?”の項目に感心した。人間の”平づめ”は指先に力を入れるため、親指がほかの4本と離れていて向き合うようになっているのは物を握るため、指紋掌紋は滑り止めのため、手相があるのは手のひらの皮を固定するため、などの解説を読みながら自らの手をしげしげと眺めてしまった。ちなみに手相含め上記のものをサルの仲間は皆持っているそうで。”人間はサル”なのだ。2019/04/20

MH

6
まえがきだけで感動してしまいました。博物学的に動物をただ紹介するのではなく、動物の体つきや生態が「なぜ」そうなっているのかを明快な理屈で説明してくれるので、「なるほど!」という感動があります。文章もユーモアがあり面白い。具体例をひとつ。犬がウンチのあと後ろ足で申し訳程度に砂をかけるのが猫の丁寧さと比べ実に下手くそで笑っていたんだけど、こんな理由があったなんて…。答えは読んでのお楽しみ。2015/08/01

ホン

5
「ゾウの鼻はなぜ長い?」「ライオンのオスには、なぜたてがみがあるの?」と問われても それがあたりまえで それ以上考えたこともなかったが言われてみればナルホドの連続で33項目にわたって列記されてる。動物に対しての視野が広がるし動物園に行っていろいろ観察したい気持ちになる。アシカとアザラシの違いも初めてわかった。それに作者の加藤由子さんの もう哲学と言っても良いぐらいの個性のある突っ込んだ私見にも感嘆させられる。2015/10/20

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