出版社内容情報
目次
義血侠血
外科室
通夜物語
白鷺
「かきぬき」より「滝の白糸」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちあっきー
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明治の日本のもつ幻想的な雰囲気に、日本を異国情緒溢れる秘境と認識していた西洋人の気持ちがわかるような気がした。「脱呪術化」などということばは、日本では考えられなかっただろう。
めめ
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「白鷺」が好き。リズム感の良い文章。漢字にはルビがふってあるし、下の段に解説がついているので、とても読みやすい。古い漢字使いや言い回しが、目に楽しい。あんまり古典すぎて、私には、ちょっと意味が分からない所も多いけど。ストーリーよりも、リズム感と文章を楽しみながら読んだ。「かきつばたは葉ばかり伸びた。その紫を預かったか、純白な花びらに蕊がさっと淡い浅葱に藤色を宿して咲く」「明るい鬼のようなーどこのに限らずー自動電話の中へ入って、そっと耳に受話器を当てると」2012/10/26
sakura
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「外科室」は昔映画化されていなかったでしょうか?ストーリーに記憶があります。2009/09/05
もるもる
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古い文体のわりにはすらすらと読めるが・・・、途中でその文体に飽きた。短編は楽しめたけど、長編は辛い。2009/11/02