ちくま学芸文庫<br> 新訂 江戸名所花暦 (新訂)

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ちくま学芸文庫
新訂 江戸名所花暦 (新訂)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480086266
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0121

内容説明

『江戸名所花暦』は、文政10年(1827)に刊行された、江戸の代表的な行楽ガイドブック。春は鶯、梅、桜、夏は蛍、納涼、蓮、秋は萩、月、虫、冬は寒梅、松、枯野、雪見など、四季折々の花鳥風月を計43項目に分類、それぞれの名所・名木の解説、由来、場所の道順などを詳しく、しかも手際よく紹介し、江戸庶民のあいだで広く親しまれた。本文庫では読みやすさに徹した新校訂でその全文を掲載、長谷川雪旦の美麗な挿絵全点に加え、『江戸名所図会』からも補完的な図版をひいた。ハンディな行楽地図『東都花暦名所案内』を併録。

目次

巻之一 春之部(鶯;梅;椿 ほか)
巻之二 夏之部(藤;躑躅;郭公 ほか)
巻之三 秋之部(牽牛花;七草;萩 ほか)
巻之四 冬之部(寒菊;水仙;寒梅 ほか)
東都花暦名所案内

著者等紹介

市古夏生[イチコナツオ]
1947年、東京都生まれ。現在、お茶の水女子大学文教育学部教授。日本近世小説専攻。ちくま学芸文庫『江戸名所図会』シリーズを校訂・編集。他の編著書に『江戸名所記』(勉誠社)、『井原西鶴』(ぺりかん社)などがある

鈴木健一[スズキケンイチ]
1960年、東京都生まれ。現在、日本女子大学文学部教授。日本近世詩歌専攻。ちくま学芸文庫『江戸名所図会』シリーズを校訂・編集。他の著書に『近世堂上歌壇の研究』(汲古書院)、『江戸詩歌の空間』(森話社)がある
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

10
参考図版多数。028頁の百花園。これは、人間の表情がいい。飯山の高橋まゆみ人形館のようである。リアルな絵画もあり、当時の暮らしぶりが垣間見える。隅田川で花見をしている人たちはいい感じ。こうした平和な風景が続けばいいのだが・・・。文明化、都市化され過ぎた今からすると、遠くに見える富士山の姿も高層ビルで見えないのだろうと思うと、どちらが豊かな風景であったかと、自省させられる。江戸の人たちがきれいな水を我々に残して下さったのに、放射能水で滅びかねない昨今。両国の花火も見えるが、心境穏やかでない。先人に懺悔する。2013/08/23

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