内容説明
世界の五分の一にのぼる人々とのコミュニケーションを可能にしてくれる、夢あることば・中国語。まったくの初心者のあなたのために、とっておきの入門クラスを開講します。四声や文法の初歩から、中国語の背景にあるものの考え方や対人観・世界観まで、絶妙のエピソードにのって楽しく読みすすめていくうちにいつのまにか基礎が身につく、決定版入門書。
目次
世界のなかの中国語
中国語の音
中国語の文学
中国語の語彙
中国語の文法
中国語のパフォーマンス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nori_y
4
はじめの一歩というタイトルながら、内容盛りだくさんで面白かった。何だろう、中国語を学ぶというのは言語だけの話ではなくて、中国人の考え方やモノの見方、思想や概念なんかと深く深く関わっていることなのだと改めて感じた(「類」別を好む、ウチとソトの概念等等)。どんな外国語学習でもそうなのだとは思うが、中国語はなまじ漢字なので、思い込みで判断してしまうことが多く、反省しきり。今までネイティブの真似をして使っていた“为什么呢?”の呢のニュアンスにようやく得心がいった。2018/04/04
ふね
2
はじめの一歩・・・という割には内容が濃く、中級的な内容にも踏み込んでいた気がするが、面白かった。中国語を言語学的に捉え、英語・日本語と対比したり、中国語の歴史的背景を用いたりした解説は、わかりやすかった。腑に落ちる説明が多かったので、見返しながら学習したいと思う。2014/03/21
UI
1
中国語の蘊蓄などを知れて、中国語の面白さを知り知識が深まる本。2022/11/03
アブストラ
0
先に読んだ相原茂『はじめての中国語』はエッセイ色が強く、必ずしも教科書的でなかった。同じ新書でもこちらは初級の内容をちゃんと網羅していて、最初の一冊におススメ。2015/07/28
naoto
0
漢字を共有する中国語。字の意味は似ていながら微妙に違ってて面白い。外国語として中国語をやるのもいいけど、日本語のルーツの一つという意識を持つと、また楽しいかも。2014/11/04