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内容説明
1947年、ある黒人選手がブルックリン・ドジャーズのメンバーに抜擢された。彼の名は、ジャッキー・ロビンソン。非白人系選手に堅く門戸を閉ざしていた大リーグで、初めて「人種の壁」を破ったロビンソンは、想像を絶する脅し、嫌がらせ、妨害に屈しない理性を持ち、走攻守そろったあざやかなプレーでファンを魅了、「機会の国・アメリカ」に希望と勇気を与えた。本書は、パイオニアとしての彼の内面の葛藤に光を当てながら、その活躍の軌跡を描いたドキュメント。一人の大リーガーを通してみるアメリカ現代史。
目次
1 野球界の偉大な実験
2 勝利をめざして
3 右の頬を打たれたら
4 本来の自分に戻る
5 物議を醸しながら
6 悲喜こもごも
7 政治への情熱
8 悲劇と勝利
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すばるM45
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ドジャースって人種とか国籍問題に関しては非常に柔軟な球団みたいだね。野茂英雄を受け入れたのもドジャースだったね。2009/09/30
のん@絵本童話専門
0
野球にはそれほど興味がなかったのに、予想以上に面白くて夢中で読んでしまった!黒人選手が大リーグに登用されるようになったはじまりの人、ジャッキー・ロビンソン。どんな罵詈雑言にも屈せず受け流し、紳士的なふるまいでその地位を確立。時代はちょうどキング牧師やマルコムX、社会の流れも後押ししたのだと思う。「時代最新にとりつかれていた」ジャッキーは引退後も、公民権運動など黒人全体のために活動した。人種差別というテーマにおいても学ぶことの多い伝記。高学年〜2024/02/22