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ちくま文庫
現代民話考〈6〉銃後・思想弾圧・空襲・沖縄戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 520p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480038166
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0139

内容説明

女も子供も、機銃掃射は容赦しなかった。撃ってくる米兵の顔をまざまざと見たという証言。未曾有の空襲の実態。広島・長崎の原爆投下。酸鼻を極めた沖縄。食糧難、配給、隣組、引揚げにまつわる話…。銃後のくらしがくっきりと浮かびあがり、庶民の心がほとばしる。

目次

第1章 思想弾圧・禁止
第2章 銃後のくらし
第3章 女たちの苦労
第4章 食糧難
第5章 空襲
第6章 原爆
第7章 沖縄戦
第8章 敗戦のころ
第9章 引揚げ
第10章 夢・死の知らせ・祈り
第11章 鳥の声・涙川・爆弾池

著者等紹介

松谷みよ子[マツタニミヨコ]
1926年、東京に生まれる。作家。「びわの実学校」同人。松谷みよ子民話研究室主宰。『龍の子太郎』(国際アンデルセン賞優良賞受賞)『ちいさいモモちゃん』(野間児童文芸賞受賞)『あの世からの火』(小学館文学賞受賞)など著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぞだぐぁ

1
戦時中の非戦闘員、民間人が体験したことを著者がヒアリングしたものを纏めた本。クリスマスに落とされた焼夷弾のケースに「Merry Christmas」と書いてあった話とか犬の供出で飼い主の目の前で殴り殺した話とか敵味方ともに胸糞悪い話から、窮地を先祖や神様の言葉で救われたと言うオカルティックな話まで幅広い。2018/09/17

ドント

0
戦中の銃後の人々(軍人ではない一般人ですね)の体験談を500ページ弱みっしりと収録していて物理的にも内容的にも大変に重みがある。思想弾圧から虫の知らせまで、とてもしんどい話ばかりなのだけど、これは70年くらい前に(少なくとも語り手にとっては)ほんとうに起きた出来事なわけで、70年というと1年が70回分。そんなに昔じゃない。しかしこういう戦争体験談があまり有効ではなくなってきている部分もあるように感じ、複雑な思いがする。2012/12/06

0
20030910

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