ちくま文庫<br> 依存したがる人々

ちくま文庫
依存したがる人々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480036650
  • NDC分類 916
  • Cコード C0111

内容説明

はじまりは、彼女に口移しされた睡眠薬だった。覚醒剤中毒に陥り、幻覚に襲われた著者は、ドラッグと訣別するも、今度は「不安神経症」に悩まされる。やがて納得のいく精神科医と出会い、森田療法により恢復する―。そんな著者が出会った依存症の人々。アルコールに溺れる同僚。だめな男に貢ぐ女性。自分の顔を刃物で傷つける青年。当事者たちの見つけた出口は。

目次

第1章 依存したがる人々―アルコール依存症の友人が破滅寸前から立ち直るまで
第2章 殴られても好きな人―彼女たちはなぜだめな男に惚れるのか?
第3章 もう一人の精神分析家「ドラッグ」―潜在意識を体験した一週間の記録
第4章 わが神経症と森田療法―生きるために何が大切かを不安神経症は教えてくれた
第5章 ある男の自傷行為をめぐって―そしてみつめなおす自己

著者等紹介

本橋信宏[モトハシノブヒロ]
1956(昭和31)年埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。文筆家。伝説のカルト雑誌「スクランブル」の編集長を経て、現在、政治、思想、事件、風俗などをテーマにルポルタージュ、小説と幅広く執筆中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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猫丸

3
さまざまな心の病を抱える人のルポ、ではない。著者本人が自身の精神の軌跡を辿り、迫り来る不安への処し方を模索する、まさに血の滲むような記録だ。優等生としての自覚と両親からの期待。それを軽々と維持すると見えて、密かに堆積する精神の疲労。一度頭をもたげた不安の念が、綺麗に積み上げた高楼を崩してしまうかのようなインパクトを持つ。著者の平衡喪失体験は僕の20代に重なる。他人事と思えず、不安神経症発症のくだりは、読んでいて息苦しい。僕自身完治していないが、何となく折り合いはつけてきた。不安と付き合っていくしかない。2018/09/22

黒木 素弓

2
すべての人間にとって、「依存症」は、「明日は我が身」の病である。あなたはいつ、その列車に乗ってしまうか、わからない。だからこそ、すでに乗ってしまった人にも、今まさに乗り込もうとしている人にも、列車を遠目に見ているつもりの人にも、この本を手に取っていただきたい。そして、一緒に考えようではないか。人間とは、何なのか。我々は、いかに危うい人生を渡り歩いているのか、を。(中村うさぎ・解説より)…依存症や神経症になりながらも、客観的に自己を分析し文章に残した著者はすごい。依存症の実態を、実際に克服した人の立場から見2012/04/18

ゆき

1
面倒見の良い人は意図せず共依存の対象にされやすい傾向にある。そして、それは依存する側にも、依存される側にも悲劇をもたらす。人は社会的動物であるゆえ、まったく何にも依存せずに生きることは出来ないのだろう。仕事・家族だけでない色々なものが世界にはあふれている。人の数だけその人を取り巻く世界があるのだ。環境に合わせてうまく依存と共存してゆくのがいいのではないだろうか。2015/11/25

satorutsukimori

1
自分自身がこの種の本に「依存したがる」人々なんですが笑。筆者自身が森田療法を実践し、救いを見出す章が一番面白い。吾妻先生とは対照的。2009/05/12

ふぃえ

0
「明日は飲んでもいい。今日は飲まない」「実際に存在するのは『今』という時間だけなのに、過去や未来という人間の頭の中にしか存在しないものに懸命にこだわっていると解決のしようがない。存在しないものと格闘しても勝ちようがない」「あるがまま。目的本位の行動。事実唯真。不安常住」「今できることをする」 確かテレビで見かけ、著者が不安神経症ということで興味を持ち読んだ。私はいまだに不安から逃れられないので、機会があれば再読してみたい。2004/05/01

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