ちくま文庫<br> 風俗の人たち

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ちくま文庫
風俗の人たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 523p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480035158
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0195

内容説明

人びとの歓びと哀しみが交差する「風俗」の世界。バブル末期には、異常に盛り上がり、やがてバブルが崩壊し、エイズの恐怖が喧伝されるにしたがって、冬の時代を迎える。人々は、あの手この手のアイデア商法をひねりだしていった。平成日本の性風俗とそこに生きる人たちをユーモラスな筆致でとらえた異色のルポルタージュ。『AV女優』の永沢光雄、待望の第二作。

目次

テレクラ―1990年4月
SMクラブ―日暮里・1990年5月
美療マッサージ―池袋・1990年6月
本番ストリップ―1990年7月
女装プレイ―池袋・秋葉原・1990年8月
ロリコン―高田馬場・1990年9月
ダッチワイフ―上野・1990年10月
ホテトル―渋谷・1990年11月
ニューハーフ―入谷・1990年12月
幼児プレイ―六本木・1991年1月〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うにこ。

3
風俗嬢たちの営業トーク丸出しなインタビューでも、この店はこんなサービスが!みたいな男性記者の体験レポートでもなく、「毎日寝る前に、明日も女の子がちゃんと来てくれますようにって神様にお祈りしてるんです…」とか言っちゃうような、目の下に隈を作ったくたびれきった店長さんのインタビューをやっちゃったり、新宿二丁目にある病院のレポートやっちゃったり。 腰が引けたような、引っ込み思案な文体で、艶っぽい現場をとことんまで色気なく探っていくルポ。淡々ととぼけた文体が良い。2011/11/22

うにこ。

2
ついつい定期的に読んでしまう本。永沢さんのおどおどとした遠慮がちな視線と、とぼけた口ぶりと、それにまったく似つかわしくない取材先の雰囲気との組み合わせがすきなんだろうなあ。ああ、惜しい人を亡くした…。2015/02/15

山田

1
様々な業態の風俗について、取材したことなどがまとめられている本。 毎月の連載だったらしく、まとめて読むと少し話題が偏っている印象も受けるが、全体的に網羅されているようにも思える。文章も読みやすく、苦労話やエピソードなど、なかなか客側からは分からない部分も描かれている。1990年代の話がまとめられているが、今はどうなのだろう…。2016/08/19

メリクル

1
内容よりも文章が面白かった。何故これが堅苦しいイメージのあるちくま文庫から出ているんだろうか。2014/05/06

Y.T

0
☆☆☆★2017/05/17

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