ちくま文庫<br> 厩舎物語

ちくま文庫
厩舎物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480034809
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0195

内容説明

馬と、馬にまつわる仕事の場をできるだけ眼の高さで、手に合う限りの小さな言葉で書きとめてみよう。日々変わりない仕事として、共に生きてゆく手立てとして馬とつきあっている人たちのいる、そんな場のことをゆっくり語ってみよう。ガキの頃から競馬好きだった筆者が描く競馬稼業の心意気。

目次

1 都市(「都市」の皮膚の下で;馬と暮らすための条件)
2 仕事(Sさんのこと;馬の天才;「若い衆」の力;仕事の場、生きる意志)
3 記憶(厩舎と「馬喰」・考;厩舎の記憶;厩に立つ女)
4 物語(名馬物語;牛越牧場聞き書き;リンドプルバンの駈け抜けたかった場所)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tkm66

1
久しぶりの名著!読むのが遅すぎた!2023/07/07

ミスター

1
「「都市」が増殖してゆく。列島全体がねっとりとした情報系に編み込まれ、青白く発光してゆく。その一方で、この国の表層の現実からはじき出された者たちは、そのままどこかへと漂い流れてゆくことを強いられる。いまやナショナリズムは「国家」ではなく「東京」の、「都市」名のもとに展開する。」この批判は未だに機能するものだろう。むしろ今ではより強固なものとなっているのではないか。しかし問題はかかる事態においては「ルポルタージュ」という写実主義的な方法では現実を批評できない点である。2019/04/20

多分、器用です

1
調教師とか、競馬における裏方の話。競馬関係の本ってのとは違う。著者は多分、お金を掛ける競馬に興味はないと思う。だけどむちゃくクチャ面白いです。2012/03/12

さとう

0
著者のTwitter→じゃじゃ馬☆グルーミング☆UP、ときてこちら。面白いです。しみじみいい文章だなあ。賭博場としての競馬場、行ってみたくなった。2013/03/14

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