ちくま文庫<br> わが庭の寓話

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ちくま文庫
わが庭の寓話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480034380
  • NDC分類 954
  • Cコード C0195

内容説明

庭には神も住み天使も住み悪魔もいる。なにより木々があり草花がある。そこで、ちょっと気を利かせれば、いろいろな寓話が出来上がる。「頭を下げることを知らない者には若い鈴蘭は目につかない」(五月のための格言)「もしも事態がこんなぐあいに続くようなら、私は、自分を起してくれと犬どもを呼びに行こう」(主人の耳)。そして美しい楽章が出来上がった。庭には神も住み天使も住み悪魔もいる。詩人の心で見たおりおりの庭。

目次

無心の庭
ボアズの目ざめ
放棄された蟻塚
腹黒
ジャム
墓所の選定
旅行の必要
性格の強さ
完全のための弁護
私は見た、彼ら二本の実桜が〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱせり

6
わずか1ページか多くて2ページほどの小品には、一編一編に、訳者でもある詩人尾崎喜八のコラム(?)がついていて、この本は、作者と訳者との間でリレーする書簡のようだ。カバーに描かれた絵の、鉢植えを見せあう二人(きっと著者と訳者)の会話を私はたぶん脇できいていたのだ。2024/03/04

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